解離性同一性障害と付き合いながらの生き方 私と私の知らない私 育った環境 日々思うこと

私と別の私と私たち

10年以上、解離性同一障害と付き合いながら生活をしています。病気だとしても建設的な人生を目指して日々奮闘

解離性になって

実年齢は30代半ば

 

でも、ユカは20代前半

気が付いたのは1ヶ月前。

 

今でこそ、私は外界と接しているが、それまでは闇の中にいた。

 

たまに恋人と会う時、睡眠導入剤を服用した後で覚醒していたらしい

 

「らしい」と言うのは、それまでの記憶がないから、母や恋人が聞いたのだ

 

私は病気だとは微塵も感じていなかった

 

私が誕生した時から記憶は途絶えがちだった

でも私の脳は、それをなんとかやり繰りしていたようだ

 

外界に接する今でも記憶のやり取りは上手くいかず、必ず他のキャラクターが後ろから見ている

 

不快感はない

それどころか安心感がある

 

私は物理的にも精神的にも『1人ぼっち』にはならない安心感だ

 

どうも、私たちは1月末で仕事をクビになった様子

 

学習塾の講師をしていたらしく、他のキャラクターに言われるがまま子供に手紙を書いている

 

主にキヨマル(男性、30〜40代)が記憶をくれている

 

知らない子ども達に手紙を書くのは骨が折れる

 

しかし、講師をしていたサチ(女性、30代)の気持ちを思えば…

 

やるしかないのだ

 

解離性の講師が与えた影響

受験前に外界と接する事が出来なくなったサチの気持ちを考えるとペンを持たずにはいられない

 

他人の記憶がどの程度正確なものか私は知らないが、キヨマルがくれる記憶は細かい

 

その時の生徒の洋服、髪型、表情、教室の雰囲気など、手に取るように分かる

 

これが解離性の障害だとしたら、それはそれで凄いものだと我ながら感心する

 

あと数十人分、なんとか書き上げたいものだ