葛藤
しばらく更新しなかった
その間も私たちは人生の時間を過ごしていた
2月25日になった途端の出来事。
キヨマルがOD(オーバードラッグ)をし、飲酒した
意識がなくなり、救急搬送された
キヨマルは2月1日時点から「サチやケンが戻らないなら、2月25日に自由になる」と宣言していた
家族も承知していた
医師もカウンセラーも承知していた
でも、防げなかった
キヨマルは処方薬を調べていた
命を絶つのに必要な量もアルコールが有効な事も知っていた様子
元々、キヨマルは外界との接触を嫌う人格だ
その人格が、他のキャラクターがいない為に毎日、外界と接触していたのだ
彼は疲れ果ててしまった
2日間、意識は戻らなかった
私の家族は、初めて「命の危機」を感じたのだろう
私自身、死んでも死ななくても、良かったと今は思う
元々、「自殺する事は悪い事ではない」とユカは考えている
これはカウンセラーからの助言
ただし、「死」は最終の最終手段であるとは思う
各自(きっと病気じゃなくても)『限界』は違うだろう
25日間、外界との接触がキヨマルの『限界』だったのだ
それ以来、キヨマルは影も姿もない
ユキは初めてキヨマルの居ない世界に未だに戸惑っている
夜中に「キヨちゃんのとこ行きたい」「キヨちゃんに会いたい」と泣く事も多い
なぜ、生きなければいけないのか…
私(ユカ)は、意味を見つけられないままだ